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- 「春日丸」の行方 -

予想外3-1
「天洋丸」が「タイタニック」だとすると、全長300mクラスの船であったことになる。しかし、それ以前に同じクラスの船が日本に存在している。三菱神戸造船所が1898年に竣工した「春日丸」がそれだ。資料には改造されて別名「大鷹」を付けられているようだが、こちらの方が規模があまりに小さ過ぎる。つまり、差し替えたと言っていいと思う。
では、「春日丸」はいったいどこへ行ってしまったのだろうか。

これには裏があると思われる。あれだけの巨大な船だ。手に入れたいと思うのは「日本海軍」だろう。恐らく、日本最大の戦艦を作ろうという計画があったに違いない。そこで目を付けられたのが「春日丸」だ。
しかし、その情報をキャッチした者がいたのだ。それがイギリスだと思う。それで無理難題を言い渡してきたのだろう。その「春日丸」は外洋船として「天洋丸」に作り変えられ、いつの間にかイギリスの「タイタニック」としてデビューしてしまったのではないだろうか。
このあまりに巨大な船体は、客船向けではないだろうと思ってきた。やはり戦艦向けに建造されたものだと見た方が理に適ってると思う。


- 世界最大の戦艦クラスの船 -

予想外3-2
イギリスのホワイトスター社やキュナード社の歴史を見ても、その船体はあちこち使い回されて、金儲けの手段にしかなっていない状態だった。本当はイギリスも戦艦を手に入れたかったに違いない。しかし、それを戦艦に造り変える技術を持っていなかったのだ。ここに日本の強みがある。

ホワイトスター社を吸収合併したキュナード社は、途中経営不振に陥る。原因は「第二次世界大戦」だろう。そこで船舶の数を減らしたりしているのだが、ほとんど1隻だけで使い回していたのだから、船が減ったというより譲ってしまったのだと見ていいと思う。
では、どこに譲ったかが問題なのだが、この「第二次世界大戦」前後で出現した、同じクラスの船は1隻しかない。資料はいろいろと書き直されて判らなくなってはいるが、あのクラスの船の基礎となる重要な骨組みの部分はおいそれとできるものではない。だから2つと無い貴重なものなのだ。
「春日丸」に始まって、「天洋丸」、「タイタニック」となり、その後客船としても自宅用としてもレストランとしても使われ、その使い回しに耐えてきたのだ。信じられないほど頑丈なのだ。

キュナード社が船を譲る理由はただ1つ・・・完全に船として使用不可能になったからだ。そして、それを喜んで受け入れたのはやはり「日本」なのである。ここまで言えば、いったいその船が何に生まれ変わったのか解るだろう。

予想外3-3
我々は、左の写真を見つけてやはりと声を上げた。我々の考えは、外れてはいない。そのよく見知った色と形は、誰でも思わず「ヤマトだ!」と叫んでしまうだろう。
この写真は、映画「タイタニック」撮影時に陸揚げされた時のものらしい。

実は、これは船体後部から撮ったもので、客船として使用していた時は、速力を落とすために船体を逆に使用していたようだ。


現存する「大和」

予想外3-4
最近、タイタニックと戦艦大和をセットにした企画が持ち上がっているのを見掛ける。それも船体引き上げによるもので、オークションで一儲けしようとの魂胆が垣間見える企画だ。
「タイタニック」は、現在映画のセットとしてアメリカが所有している。そのアメリカが「戦艦大和」に対して、どんな感覚で見ていたか解る動画を発見した。

かなり前からアメリカは、世界最強の戦艦大和に対して興味を持っていたようだ。この動画は、米PBSがドキュメンタリー番組として制作したものだが、日本人が出ていても日本では撮影されていない。恐らく、アメリカに連れて行かれて協力させられたのだと思う。理由は設計図だ。戦艦大和の設計図は、日本では見つからないと聞いた。それは、この時にアメリカに奪われてしまったからなのではないだろうか。
しかし、心配無用だ。新しい設計図が作られたという情報がある。それは奪われた設計図よりも、明確に仕上げられている。

この動画を見て感じたのだが、アメリカは戦艦を所有したがっているのではないだろうか。もし、タイタニックがそれだと知らないのなら、それをそのまま渡していてはいけないと思う。



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Reference materials

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