「検証2-1」
ジョン・P・モルガンがタイタニック号に乗船しなかったのは、チケットをキャンセルしたわけではなく、別の人に譲ったのだという話がある。そしてそのチケットをまた別の人に譲ったのだという。何故そんなに譲らなければならなかったのだろう。
それは、間に入ってチケットを別の人に譲った人がタイタニック号で何が起こるのかを知っていたからではないだろうか。結局、最後にチケットを手にして乗船した人は何も知らなかったのだ。
ここで、死亡者の数が定員数を上回った理由が判る。乗船時にチェックが入るので、定員オーバーならすぐに判ったはずだ。しかし、タイタニックが沈没した後になってやっとその数が発覚している。
これは恐らく定員人数と死亡者の数の差だけ、乗船した人が入れ替わっているからではないだろうか。その数約300名。
「検証2-2」
タイタニック号によく似たオリンピック号がある。写真を見る限りでは、同じものだと思わざるを得ない。
タイタニック号が沈没して、ホワイトスター社はライバル会社であるキュナード社に吸収合併されている。タイタニック就航時には、ホワイトスター社の方が優勢であったはずだ。大体キュナード社が建造した船の記録が見当たらない。同社が所有していたと言われているルシタニア・モーリタニアの姉妹船さえも、タイタニックとほとんど同じものなのだ。
いったいどうしてここまで同じ型の船なのだろうか。