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- 第二の危険人物 -

検証9-1
造船会社である「ハーランド・アンド・ウルフ社」に所属するタイタニック設計担当者「トーマス・アンドリューズ」という人物。この人物は、タイタニックに乗船し、沈没とともに死亡したと言われている。しかし、その動向には不審な点が垣間見える。

「ハーランド・アンド・ウルフ社」というのは、ホワイトスター社向けにタイタニックを建造した会社である。その設計者である「トーマス・アンドリューズ」は、最後に目撃された時、彼は一等船室喫煙室の暖炉の上の絵『プリマス港』をじっと見つめていたというのだ。
本当に沈没したのなら、そういう場面も考えられなくも無いが、そうでなかったら、「トーマス・アンドリューズ」が見ていたのはプリマス港付近の地図だったのではないだろうか。つまり、この人物もタイタニックには乗っていなかったのである。

更には、映画でも描かれているのだが、タイタニック号からの避難が始まるとアンドリューズは、救命胴衣を着けてデッキに上がるよう特別室の客に伝えて回ったと言われている。もし、タイタニックに乗っていなかったのなら、「救命胴衣を着ろ。」と言って、カルパチア号に乗っている者たちに救助されたフリをしていろと指示していたのではないだろうか。

そして、もう1つこういう場面が伝えられている。彼は乗船客がつかまれるよう必死にデッキチェアを海に投げ込んでいたというのだ。これはいったいどういうことだろう。デッキチェアを投げ込んだところで、それに捕まって助かる状態にはならない。むしろ、海中に投げ出された人が、カルパチア号に助けを求めて泳いできたので、その人たちを船に寄せ付けないよう投げ込んだと見る方が理由が解るのではないだろうか。つまり、皆殺しを図ったのだ。
恐らく、本物と入れ替わってチケットを手にした者の中にスパイがいて、船長を含め、関係者及び乗客乗員を殺して回ったそのスパイさえ、口封じに全員殺すつもりだったのだろう。

そうなると、救命ボートはその時点ではもう無かったと思われる。どこにいったのかと言えば、貨物船「カリフォルニアン号」なのではないだろうか。


タイタニック設計担当者である意味

検証9-2
そのようなことをする「トーマス・アンドリューズ」が、船の設計などできるわけがない。恐らく、設計とはタイタニック沈没計画の見取り図のことだろう。つまり、イズメイと共謀して、その計画を立てたのだ。それを小説にしたのが「TITAN」なのだ。それを元にして映画「タイタニック」は制作されている。だから、半分本当で半分嘘なのである。
「トーマス・アンドリューズ」に関するタイタニック沈没時の目撃情報も、カルパチア号に乗っていた人が見たままを話したのだろう。それに尾ひれを付けてもっともらしい理由をこじつけたに違いない。


- あるはずのない絵 -

検証9-3
ノーマン・ウィルキンソンが描いたと言われている「The Apporoach To Plymouth Harbour(プリマス港へ接近)」。これは「トーマス・アンドリュース」がタイタニック沈没間際に見ていたと言われている絵だ。しかし、「Apporoach」という英単語はどこにもない。書き間違いかとも思ったが、意味があるかもしれないと調べてみた。すると、驚くべき意味を発見した。「Apporoach」は「apport(物品引き寄せ現象)」と「ache(痛みを感じる)」を合わせたものだ。それを意味するものが出てきた。

これはノーマンの息子がその時の絵を再現したのだそうだ。恐らく、この絵はオークションにかけられ落札者に売ったものだろう。
しかし、その絵がタイタニックの客室内に掛けられていたのなら、海中に没しているはずだ。どんな絵だったのか、わかるはずもない。まったくのでたらめである証拠は、ノーマン・ウィルキンソン自体にもある。資料によると、彼はイギリスの芸術家らしく、「ダズル迷彩」の発案者だそうだ。そう、あのオリンピック号を迷彩色に塗装したアイディアはこの人物が提案したのだ。だが、この名前からして実際の人物ではないだろう。

どうもイズメイとアンドリューズの2人が、タイタニックにおける沈没計画の首謀者で、いろんな名前を使って事実を捻じ曲げ真相を隠しながら、金儲けをしていたのではないだろうか。



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Reference materials

Elucidation project

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